01 基本データ
収録範囲は2011年7月20日〜2023年3月2日の563件で、現在の活動状況を示すものではない。11.6年という期間に対して活動日は85日、稼働率2.0%。毎日書き続けた記録ではなく、投稿のあった日には平均約6.6件を残している。コメント付きは562件・99.8%、中央値99字で、保存だけの使い方はほとんど見えない。件数の小ささと文章の密度は別物であり、このアカウントでは長い一文が、比較対象を幾つも載せる作業台になっている。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
21時台11.7%を頂点に22時台7.8%、20時台7.3%、18・19時台各6.7%と夕方以降が厚い。18〜23時台の合計は45.7%だが、7時台にも7.3%の山がある。曜日は木曜18.3%、土曜17.2%、日曜16.2%が上位で、週末合計33.4%。ただし活動日は85日なので、少数の日のまとまった投稿も全体分布に効く。夜型の職業や生活を推定するのではなく、今回残っている投稿がどの時間帯に分布したかとして読む。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
Twitter119件、増田56件、Togetter53件で合計228件・40.5%。そこへYahoo!ニュース50件、朝日34件、NHKと毎日各21件、note17件が入る。発言を直接読む入口と、それを記事として読む入口の両方を使っている。実コメントでは元の話題から別の事例へ比較を広げるため、ブックマーク先の見出しだけでは発言の着地点が分からないこともある。参照媒体の違いをそのまま政治的所属や支持の違いに置き換えない。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS54.0%とジェンダー/家族52.0%が並び、報道40.5%、事件/司法20.8%、政治19.7%、学術と医療が各17.4%と続く。ネット分類304件中258件には媒体由来の一致がある。一方、医療の根拠語では「障害」が82回現れ、治療法より雇用や社会参加の話をしている実例も多い。各テーマを独立した趣味の棚として扱うより、性別・障害・雇用などの扱いを比較する一つの書き方が、分類を横断していると読む方が内容に合う。
05 頻出語
「女性」483回、「トランス」366回、「差別」209回、「叩き」206回、「障害者」103回が目立つ。これらは延べ出現回数で、同数の別コメントがあるわけではない。語彙の中心は、ある集団の扱いを論じる時に、別の集団へ同じ基準が使われているかという問いにある。「キリスト」「右派」などは比較や批判の中にも現れるため、本人の信仰・所属は示さない。同じ論点へ何度も戻る言葉の強さと、異なる出来事の違いが見えにくくなる面が隣り合う。
06 文体の特徴
| 長文コメント(100字以上) | 257 |
| 引用括弧「」を含む | 50 |
| 疑問符を含む | 32 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 21 |
| w/草/笑を含む | 21 |
| idコールを含む | 8 |
| URL提示・資料参照を含む | 6 |
| そもそも型 | 5 |
| むしろ型 | 4 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 2 |
| 感嘆符を含む | 2 |
| というか型 | 2 |
攻撃的な語
100字以上257件に対して30字以下は2件。「Aではこう言うのにBでは」と比較を連ねる長い一文が中心で、URL提示は6件。攻撃候補率は23.0%だが、「死ね」は語尾や引用、「排除」「処刑」は批判・紹介などの実例で、重み8の語は掲載しない。他方、相手へ集団ラベルを返す表現や「マヌケ」「お前が言うな」は実際の反論に使われるためattackを掲載する。各語の件数は表記統合された候補コメント数であり、文脈確認済みの攻撃件数ではない。
07 スター分析
上位スター付与者
スターを送った相手(収録ユーザー分のみ・計 27 個 / 10 人)
スターが付きやすい領域(平均スター)
総スター2,768、平均4.92、スター付き率55.8%。上位付与者はid:contrapunct111個、id:rikuzen_gun100個、id:Hige2323 89個で、3人合計は約10.8%。当人が付けたスターとは逆向きの集計である。AI/ITの平均14.78は高いが、母数は9件で、その根拠例には103スターのSNS運営批判が入る。技術知識への評価と読むのは早い。雇用の比較42スター、通勤手段の前提を問い直す文27スターなど、別の当事者を比較に加える書き方への反応も見える。
08 思想・政治傾向
この収録範囲では、トランス女性、セックスワーカー、障害者などについて、「誰の声が扱われ、誰の条件が抜けているか」を問う発言が繰り返し現れる。女性の雇用を例に障害者の働く位置づけを問い、男女という分け方へ正規・非正規という軸を加え、自転車通勤の話へ身体条件の違いを持ち込む。本人の属性を推定する材料としてではなく、コメントが選ぶ比較対象として捉える。 インターセクショナリティという語も、単一の括りでは取りこぼす問題を指摘する文脈に出てくる。ただし「女性」「フェミニスト」「左派」「右派」などの単語が多いことから、書き手や相手の政治的所属を補わない。ここで扱えるのは、当時のコメントでどの点を問い、どんな比較を行ったかまでである。政策や運動についての個別の主張も、現時点の本人の立場と同一とは限らない。 特徴的なのは、比較の説明と、相手へ強いラベルを返す表現が、一つの文に密着していることだ。二つの扱いが同じ基準かを問う部分と、相手を特定集団になぞらえる結論は分けて読める。引用欄もこの書き方を示す発言記録であり、そこに登場する統計、制度、団体や第三者の行動について、本プロフィールが独立に事実確認したことを意味しない。繰り返される関心は記述できるが、その主張の全てを図鑑側の結論に移すことはしない。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
id:cinefukには集計上3回のidコールがあり、単なる謝辞ではなく、相手の発言へ反論する実例も含まれる。提供された既存プロフィールでは両者のコメント中央値はともに99字。しかし相手は報道・事件・文化などへ比較的広く分布する一方、この資料のid:abnfoghfはジェンダー/家族52.0%と、そこで繰り返す比較の論点が前面に出る。同じ文字数でも、複数のニュースを集める文と、一つの争点へ別の当事者を加える文では密度の使い方が異なる。 ただし比較元のid:cinefukの集計開始は2023年12月26日で、このアカウントの収録終了より後である。同時期の発言を照合した対立図でも、名指しへの返信を確認した関係図でもない。 id:otihateten3510とはネット/SNSの比率が50.0%対54.0%で近いが、既存プロフィールの中央値24字に対してこちらは99字。前者にはAI/IT13.7%や文化12.6%もあるのに対し、こちらは1.6%と6.4%で、媒体の共通性より文章の長さと関心配分の差が目立つ。idコール1回を親密さや敵対の根拠にはしない。いずれも提供資料間の限定的な比較である。
10 総合評価
id:abnfoghfは、ある話題の比較表に入っていない当事者を見つけ、別の軸を書き足す。障害者の雇用、通勤の身体条件、非正規雇用などを持ち込む実例があり、中央値99字の文には反問と説明が密に詰まる。その一方、比較の結論を相手へのラベルや知性を貶める語で閉じる例もあり、「何が違うか」から「相手は何者か」へ話が移りやすい。論点を増やす技法と、人物や集団を一括りにする表現が同居する記録である。これは2023年3月2日までの資料から見える書き方であって、現在の発言や活動の評価ではない。