01 基本データ
総ブックマーク3092件、活動17.8年、コメント率71.6%。件数だけ見ると超大型ではないが、活動期間は長く、コメントを付ける比率も高い。総スター7637、平均2.47、スター付き率43.2%なので、発言は一定以上に読まれている。特徴は、安楽死、反出生主義、生殖、少子化、自由、制度、人権、障害、ポリコレといった重い語彙が上位を占める点。軽いネット観測者ではなく、生命倫理と社会制度の境界で包丁を研いでいるタイプである。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
投稿は12時9.6%、15時9.0%、16時7.3%、8時7.1%、9時6.3%が厚く、昼前後から夕方に山がある。曜日はほぼ均等で、木曜15.3%、金曜14.8%、水曜14.4%、土曜14.3%、月曜14.2%と大きな偏りはない。深夜は薄いがゼロではなく、全体としては日中から夜まで幅広く巡回する。長期常駐型というより、関心テーマに反応して出てくる思想スポット参戦型。安楽死と反出生の旗を持って、昼間の増田にも普通に現れる。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
上位は増田596、Togetter259、b.hatena115、産経101、note101、Yahoo!ニュース97、posfie96、Twitter83、朝日82。ネット論争、増田、ニュース、個人ブログが混ざっている。p-shirokuma、delete-all、goldheadなどの個人ブログも拾っており、はてな村の内輪的文脈にもかなり反応する。主戦場は新聞政治面というより、増田・Togetter・noteで出てくる倫理、ジェンダー、育児、安楽死、辺野古、司法、ポリコレ周辺の揉め事。新聞も読むが、読んだ先で考えるのはだいたい制度と死生観である。
04 主要テーマ・関心
最大テーマはネット/SNS43.9%、次いでメディア/報道20.0%、ジェンダー/家族13.7%、政治/政党12.8%、生活/社会11.7%、事件/司法10.6%。ただし、単なるネット炎上型ではなく、タグと語彙を見るとAntinatalism、積極的安楽死、生殖免許制、ゼロリスク信仰、ネオリベ優生学、蘇生拒否などの思想テーマが強い。ネット上の話題をきっかけに、出生、死、同意、制度、能力差別、生存権、自由意思へ接続する。普通の生活相談を開いたら、奥から生殖免許制の看板が出てくる。
05 頻出語
頻出語は安楽死、出生、生殖、自由、人間、女性、少子化、子供、制度、投票、社会、差別、同意、邪悪、絶滅、自殺、意志、人権、ポリコレランチャー、生存権、福祉、ゾーニングなど。語彙の中心はかなり明確で、生まれること、死ぬこと、選ぶこと、強制されることをめぐる倫理である。『邪悪』『滅却』『アウト』『無能』『地獄』のような強い語も多く、判断が鋭いというより断罪的に出る場面がある。生命倫理ゼミに、なぜか対人地雷が大量に埋まっている。
06 文体の特徴
| 引用括弧「」を含む | 499 |
| 長文コメント(100字以上) | 294 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 292 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 269 |
| w/草/笑を含む | 169 |
| 疑問符を含む | 168 |
| 感嘆符を含む | 85 |
| というか型 | 58 |
| URL提示・資料参照を含む | 48 |
| むしろ型 | 24 |
| そもそも型 | 23 |
| idコールを含む | 18 |
攻撃的な語
引用括弧499件、長文294件、短文292件、一人称269件。短文で切る場面もあるが、全体としては中量級コメントが多く、自分の立場を明示してから制度的・倫理的に判断する型が目立つ。URL提示48件もあり、完全な感情反射ではなく、ソース確認や態度保留も使う。『判断保留』『事実と見て良い』『正確な情報のみ拡散すべき』のような慎重さがある一方、『死ね』『滅却』『カス』『低能』も同じ口から出る。裁判所と処刑場が同じ建物にある感じ。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
topGiversはpulusha、nenesan0102、Hige2323、mask3kun、hamu_start、zenkamono、mori-yoshiro、pikopikopanなど。スターはジェンダー/家族3.23、メディア/報道3.08、事件/司法2.94で比較的高く、はあちゅう、セクハラ、辺野古、安楽死、司法制度、詐欺被害、ポリコレ周辺のコメントが刺さりやすい。大衆的に広く好かれるというより、強い判断や特定論点への踏み込みが一部に刺さるタイプ。スターは拍手というより、『そこまで言うか、でも分かる』の反応に近い。
08 思想・政治傾向
関心傾向としては、反出生主義、積極的安楽死、自己決定、生殖免許制、能力差別、ポリティカル・コレクトネス、司法制度、セクハラ・性暴力批判、辺野古事故、少子化、福祉への関心が強い。政治的には単純な保守・リベラルの分類より、生命倫理と制度設計を軸にした独自色の強いアカウントである。生存権より積極的安楽死権を上位に置くような発想、出産や育児への強い非寛容、生殖の免許制への言及など、かなり過激な制度志向がある。一方で、セクハラ、容姿いじり、被害者攻撃、デマ拡散、司法を介さない私刑には強い警戒を示す。自由や人権を語るが、それは穏健な包摂ではなく、ルール化・分類・滅却・排除可能性まで含む硬い制度思想として出てくる。倫理の潔癖さと人間への諦念が混ざった、かなり癖の強い反出生系制度派である。
10 総合評価
abortionは、安楽死、反出生主義、生殖、少子化、ポリコレ、司法制度を中心に読む、生命倫理系のはてなユーザー。総ブックマークは3092件と中規模だが、コメント率とスター付き率は高く、発言は一定の反応を取っている。強みは、重い論点を避けずに、自分の立場をかなり明確に出すところ。安楽死、蘇生拒否、出生前診断、生殖免許制、能力差別、司法制度改革など、普通のブコメが避けがちな領域に踏み込む。ただし語気はかなり硬く、時に荒い。『ポリコレランチャーで滅却』『死ね』『カス』『低能』が同じ思想体系の周辺に出てくるため、読者は倫理の話を聞いていたはずなのに、いつの間にか収容所の設計図を見せられているような気分になる。思想の密度は高い。人間への信頼は低い。