01 基本データ
7.3年間で1,139件、コメント率99.4%。活動率24.2%なので毎日型ではないが、ブックマークする時はほぼ必ず自説を添える。中央値85字、長文355件と説明量も多い。一方、平均スター0.50、スター付き率10.6%で、読者受けより自分の論点を押し切る使い方が前面に出る。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
投稿は8時台、14〜15時台がやや厚く、特定の深夜帯へ偏らない。曜日も日曜16.9%、金曜16.2%を上限に大差は小さい。時事記事へ反応する割に瞬間的な夜間集中はなく、新聞記事を見つけた時に継続的に書き込む定点観測型に近い。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
毎日254件、東京新聞240件だけで全体の4割超。朝日78件、Newsweek日本版61件が続き、本人が批判対象とする新聞・言論媒体をむしろ大量に読み込んでいる。嫌いな媒体を避けるのではなく、継続購読に近い頻度で監視し、過去記事や経営指標まで持ち出して反論材料にする。
04 主要テーマ・関心
メディア/報道71.2%が圧倒的で、政治35.6%、経済30.2%、外交24.1%、司法20.5%がその周囲を固める。つまり政治や経済の記事を独立して読むというより、『その出来事を新聞がどう報じたか』が第二の主題になりやすい。医療や文化の記事でも報道姿勢の批判へ戻ることが多い。
05 頻出語
「新聞」349回、「マスゴミ」255回に加え、「成長率」187、「新聞社」135、「売上高」120が上位。新聞業界の縮小を反論の定番材料として何度も投入しているのが特徴である。「不正」「デマ」「活動家」「記者」も多く、記事内容そのもの以上に発信者の信頼性を査定する語彙が強い。
06 文体の特徴
| 長文コメント(100字以上) | 355 |
| 引用括弧「」を含む | 285 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 125 |
| 疑問符を含む | 68 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 37 |
| 感嘆符を含む | 36 |
| w/草/笑を含む | 34 |
| URL提示・資料参照を含む | 13 |
| idコールを含む | 2 |
| むしろ型 | 2 |
| そもそも型 | 2 |
攻撃的な語
100字以上355件、引用285件。数字・決算・過去記事まで持ち出す調査力は明確に強い。しかし攻撃候補率38.7%は今回62人の中でも突出し、「マスゴミ」209件、「パヨク」29件、「反日」16件、「ブサヨ」11件に加え、「池沼」「知恵遅れ」まで出る。ここまで来ると毒舌の味付けではなく、検証と罵倒が同じエンジンで回っている。資料の精度は高いのに、敵味方の分類だけが驚くほど粗く、その落差が本人の説得力を一番削っている。
07 スター分析
上位スター付与者
スターを送った相手(収録ユーザー分のみ・計 53 個 / 8 人)
スターが付きやすい領域(平均スター)
上位付与者はst0llen 29、breadonly 26、Hige2323 15、tomoP 12。総スター571に対して上位1人への集中は限定的で、高スター例も71、52、46と一部の記事に偏る。反応が大きいのはテスラ、コロナ、欧州エネルギーなど、いつもの報道批判に具体的な技術・政策論点が乗った時である。
08 思想・政治傾向
コメントでは、新聞・テレビ、とくに毎日・東京・朝日などの報道姿勢への強い不信が継続し、左派政党や活動家とみなした対象にも敵対的な語彙が集中する。金融・為替・エネルギーでは、利上げや円高を生活コスト・住宅ローンまで含めて批判する例が多い。政治的な自己所属までは断定できないが、既存メディアの反政権報道や左派的言説を『二重基準』『経済実態を無視した主張』として検証・反駁しようとする関心傾向は明瞭である。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
特定ユーザーへの継続的なidコールはなく、名指しも2件だけである。攻撃性は村内の一個人を追い回す形ではなく、新聞社、記者、政党、活動家といったカテゴリーへ向かう。したがって対人粘着型というより、同じ制度・媒体を長期間追跡して同じ論点を何度も再提示する『対象固定型』の論争スタイルである。
10 総合評価
調査量だけ見れば相当に手強い。新聞社の決算、過去報道、業界事情まで掘り、批判を材料付きで組み立てる力はある。だが、その強みを自分で台無しにする速度も相当に速い。「マスゴミ」「パヨク」「低能」と連射した瞬間、検証は論証ではなく“嫌いな相手を殴るための弾薬庫”に見え始める。今回62人では攻撃性が明確に突出しており、鋭い批判者というより、資料を大量装填したまま常時戦闘態勢に入っているブックマーカーという方が実態に近い。