01 基本データ
2014年から12.4年で12,363件、活動日は3,723日、稼働率81.9%。コメント率64.9%ながら中央値は16字で、長広舌よりも収集と短い反応を組み合わせる。総スター2,366、平均0.19スターという数字は、バズを追うより自前の巨大な資料棚を育てる運用を示す。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
投稿は10時・11時が各9.5%、22時が9.4%と高く、朝から夜まで複数の山を持つ。曜日も火曜15.1%から日曜12.6%まで大差がなく、平日だけのニュース巡回ではなく、生活の中に恒常的な閲覧習慣が組み込まれている。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
BBCが3,980件で群を抜き、NYT1,292件、The Atlantic、Guardian、Washington Post、Al Jazeeraまで続く。YouTubeのクラシック・動物系と増田も大きな棚を占める。英語圏報道を日本語で索引化しつつ、はてなの日常観察へ戻る往復型である。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS11.4%は増田1,024件という媒体・タグ由来の厚みを含む。その下に学術/教育9.9%、生活/社会7.7%、文化/表現/オタク7.3%、外交/安全保障5.9%が並ぶ。歴史、科学、生物、音楽、映画、難民、選挙を、特定の争点へ固定せず横断収集している。
05 頻出語
「日本」「アメリカ」「研究」「写真」「歴史」「インタビュー」「発見」が上位で、国際報道と科学・文化記事の見出しをそのまま手元の検索語に変える語彙である。「難民」「戦争」「大統領」もあるが、陣営語より国名、人物、時代、研究対象が前に出る。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 6,499 |
| URL提示・資料参照を含む | 374 |
| 引用括弧「」を含む | 370 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 81 |
| 疑問符を含む | 51 |
| 感嘆符を含む | 33 |
| 長文コメント(100字以上) | 31 |
| w/草/笑を含む | 22 |
| idコールを含む | 10 |
| というか型 | 5 |
| そもそも型 | 2 |
30字以下が6,499件と圧倒的で、「強い」「上手い」のような受信確認から、具体的な補足までを短く置く。資料参照374件、引用括弧370件に対し、100字以上は31件、idコールは10件。論争の主役になるより、記事の横に小さな索引札や感想札を貼る文体である。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
最多付与者はwattoの69スターで、次点以下は21以下に分散する。テーマ別ではネット/SNS1.33、ジェンダー/家族1.06が高く、増田の生活・関係・制度を短く言語化したときに反応が集まりやすい。一方、日々の海外記事収集は低スターでも継続しており、反応よりアーカイブ性が主目的に見える。
08 思想・政治傾向
政治や国際問題への関心は、特定の陣営を押し出すより、英語圏の報道、歴史記事、研究紹介を経由して現れる。難民、戦争、選挙、医療、ジェンダーに触れる一方で、科学・生物・音楽・映画・古典演奏も同じ棚に置かれる。社会を単一の政治的レンズで読むというより、世界の出来事を日本語圏へ持ち帰る編集的な関心が強い傾向が見える。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
資料採集型という点ではcastleと近く、歴史・文化・学術をニュースや動画と同じ巡回経路へ置く。ただしkazutoxはBBCとNYTの比重が特に大きく、海外報道の日本語索引としての色が濃い。テーマ類似候補とのスター授受はいずれもゼロで、同じ話題圏でも相互評価の輪へ積極的に入る運用ではなさそうだ。
10 総合評価
kazutoxは、BBCを主軸にNYT、Guardian、Atlantic、動画、増田まで12年間ほぼ毎日収集する、静かな世界ニュース司書である。歴史・科学・外交・文化を横断する棚の広さと、16字中央値の軽い注釈が強み。一方で短文中心ゆえ、選んだ記事の重要性や立場は外からは読み取りにくく、巨大なアーカイブの案内板はときどき「強い」で終わる。しかしその余白こそ、読者が記事そのものへ戻るための設計でもある。