01 基本データ
6年10か月で9,575件、稼働率79.5%、コメント率99.4%。ほぼ毎日、記事に判定を付け続ける常設レビュー機関である。平均5.01スター、総スター47,945個は明確な高影響力。思いつきを投げているだけではなく、はてな村で『その論点は分かる』を大量に獲得している。ただし量と支持が多いぶん、雑な断定まで正解に見えやすい。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
昼12〜18時が厚く、深夜にも4%前後を維持する。水曜18.5%、金曜18.1%が強く、週末はやや静か。炎上時だけ出てくるのではなく、平日のネット世論を定点観測し、昼から夕方にかけて異議申立てを連射する勤務形態に近い。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
Togetter2,436件、増田2,017件が突出し、Twitterも332件。ニュースを読む人というより、ニュースや私事がネット上でどう揉めているかを読む人である。新聞・テレビ・週刊誌も広く見るが、一次情報の収集より『誰の説明が破綻しているか』『ダブルスタンダードはないか』の検査場として利用する傾向が強い。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNSが57.4%と突出するが、媒体由来の比重が大きい。実質的な得意分野は文化・表現、生活、事件・司法、ジェンダー、政治。特に事件/司法は平均6.55スター、政治は5.97スターと反応が強い。制度や責任の線引きを短く示すと強い一方、ジェンダーや政治では相手の説明不足を補うより、矛盾を見つけて失格判定する方へ寄りやすい。
05 頻出語
「子供」「女性」「差別」「作品」「責任」「表現」「規制」が上位に並ぶ。関心の中心は、誰が何を禁じ、誰が責任を負い、どこで扱いが不公平になるか。語彙は具体的だが、「馬鹿」68回、「バカ」48回、「アホ」41回も常駐する。論点整理の横に採点コメントを書き込みたがるため、正論と余計な一発が抱き合わせ販売されやすい。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 2,876 |
| 疑問符を含む | 1,646 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 847 |
| 引用括弧「」を含む | 584 |
| 長文コメント(100字以上) | 354 |
| w/草/笑を含む | 203 |
| 感嘆符を含む | 133 |
| idコールを含む | 116 |
| そもそも型 | 72 |
| というか型 | 57 |
| URL提示・資料参照を含む | 52 |
| むしろ型 | 36 |
攻撃的な語
短文2,876件、疑問符1,646件、引用括弧584件。主戦法は相手の主張を一度引用し、『それは何と整合するのか』と短く返す型。攻撃候補率は7.2%で多作ユーザーとしては突出しないが、実文には「死ねばいい」「粛清」「人間じゃない」がある。通常は辛口の論点整理、たまに裁判官が判決文を捨てて石を投げる。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
Hige2323が554個、fishma469個、hamu_start460個と、辛口の反論・表現論争・ジェンダー論争を好む常連から強く支持される。事件/司法、政治、教育、ジェンダーで平均スターが高い。軽妙な自虐や大喜利も伸びるが、主要な支持源は『みんな薄々思っていた矛盾を短く言語化する』能力にある。強く言えば伸びる成功体験が、語気のブレーキを壊す副作用も見える。
08 思想・政治傾向
表現規制、ジェンダー、政治、司法、メディアの責任に強い関心が見える。立場は単純な政党支持より、言行一致・手続き・責任の対称性を重視する傾向が強い。フェミニズムや左派言説への反発が目立つ一方、保守側や企業、インフルエンサーにも同じ基準を当てる場面がある。理念より『その説明で反対側にも同じことが言えるか』を優先する整合性志向。ただし、その基準を適用する前から相手を胡散臭い側へ分類している場面もある。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
スター受容圏は、反左派・反フェミと表現規制警戒を短文で切るHige2323、論点の穴を高火力で断罪するfishma、反規制系コメントへ継続的にスターを配るhamu_startと大きく重なる。一方、murlockは文化・生活・事件まで守備範囲が広く、自虐や大喜利でも高スターを取るため、陣営専属の砲手というより村内の整合性検査役に近い。idコールは112回あるが、最多対象でもmouseion・kuborie各4回で、特定個人への一点集中より広くブコメへ反応する型である。
10 総合評価
矛盾、二重基準、責任の押し付けを見つけ、短い疑問や比喩で可視化する能力は高い。9,575件・平均5.01スターは、その切れ味が村内で継続的に評価された証拠。ただし、反論相手を理解不能と判断した瞬間に「馬鹿」「粛清」「死ねばいい」へ近道することがある。論点を裁く腕は一流だが、ときどき被告ではなく法廷ごと燃やす。