01 基本データ
2007年から2026年まで19.5年、982日にわたり1,142件を記録する長期継続型。稼働率は13.8%で毎日常駐するタイプではなく、必要な資料を選んで棚へ足す。コメント率2.8%、中央値15字、総スター51という数値も、論争より保存を主目的にした使い方をよく示している。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
投稿は12時の12.1%が最多で、8時8.0%、23時8.2%、0時7.2%、21時7.4%にも山がある。平日では火曜17.4%、木曜16.9%が比較的多く、勤務中の確認と夜間の資料漁りを往復するリズムが見える。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
Qiita97件、SlideShare72件、はてなダイアリー67件、@IT32件が上位。Zenn、Speaker Deck、Classmethod、Publickey、CodeZineも並び、実装ノウハウ、登壇資料、技術ニュースを媒体ごとに使い分ける資料棚になっている。
04 主要テーマ・関心
AI/IT/技術が547件・47.9%と明確な主食。プログラミング、Java、AWS、開発、設計、テスト、ツールといったタグが厚く、流行の話題を追うだけでなく、作業で再利用できる知識を広く確保している。生活、教育、仕事、文化は技術棚の周縁に小さく添えられる。
05 頻出語
コメント数そのものが少ないため、頻出語は「ファイル」3回、「上司」「サービス」「当方」「ソース」各2回にとどまる。それでもファイル管理、現場の上司、サービス運用といった実務の手触りが残る。短い感想にも、使った人の記憶が一粒ずつ混じる。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 25 |
| 感嘆符を含む | 4 |
| w/草/笑を含む | 4 |
| 引用括弧「」を含む | 2 |
32件のコメントのうち30字以下が25件。感嘆符やw/草/笑は各4件で、長い解説より「最後w」「これは行こう!」のような即応メモが主流である。引用括弧も2件あり、印象的な発言をそのまま残して技術文化の考古資料にすることがある。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
総スター51、平均0.04、スター付き率1.9%。上位付与者はkaitoster 6個、ore_de_work 4個、satoshie 3個。テーマ別平均ではネット/SNS 0.19、文化/表現/オタク 0.14、経済/労働 0.11が高い。付与者はkaitosterが6件で最多。
08 思想・政治傾向
政治的・思想的な主張を前面に出すより、開発、設計、クラウド、ツール、技術書を実用的な関心として追う傾向が強い。コメントに現れるのは、ソース管理やファイル数のような現場の記憶、心理的安全性への共感、サッカー観戦や漫画への短い反応である。大きな立場表明より、役に立つ資料と具体的な経験を重んじる閲覧姿勢が見える。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
MZQやnullyとは、AI/ITを主軸に技術資料を静かに蓄積し、コメントを最小限にする資料棚型という点で傾向が近い。d-kumaはそこへSlideShareや古いはてなダイアリーも混ぜ、2007年からの技術圏の地層を残している。候補間のスター授受はいずれもゼロで、交流ネットワークというより各自が独立して棚を育てる並走者に見える。テーマ構成ではnully、MZQ、heroweenが近い。AI/IT/技術・ネット/SNSを共有する一方、d-kumaは短文・引用に特徴があり、同じ話題でも独自の読み筋を示す。
10 総合評価
d-kumaは、19年半にわたりAI/IT資料を中心に集め続ける、静かな長期アーカイブ型ブックマーカーである。コメントは少なく短いが、現場の記憶、技術文化へのツッコミ、仕事への実感が時々のぞく。議論を大きく動かすためのアカウントではない一方、保存中心ゆえに、何をどう使ったかという選別基準は外から見えにくい。