01 基本データ
2009年から2015年までの5.9年間で1,896件、活動日は1,270日、稼働率58.8%。コメント率は14.2%と収集中心だが、コメントした際は中央値36字の短い補足や抗議を添える。総スター215、平均0.11スターで、広く受けを狙うより、特定の記録を追う巡回の色が濃い。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
投稿は正午台39.1%、8時台24.9%、11時台15.9%に大きく集中する。平日は月曜から金曜まで15〜19%台で安定し、日曜は0.3%。朝から昼のニュース確認を生活リズムに組み込んだ、平日稼働型のアーカイブである。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
blog.goo.ne.jpが1,155件で突出し、はてなダイアリー143件、Labornet79件が続く。一般ニュースを広く拾うより、運動・当事者・周辺ブログの発信を継続的に追う。主流報道は毎日、朝日、東京新聞、産経などを、論点確認や批評の対象として接続している。
04 主要テーマ・関心
学術/教育9.3%、外交/安全保障8.0%、メディア/報道6.3%が上位だが、中心にあるのは朝鮮学校、無償化、在日コリアンへの差別、歴史認識をまたぐ問題群である。教育制度、行政、報道、司法を別々の棚に置かず、子どもの学習環境と権利の問題として読む傾向が見える。
05 頻出語
「朝鮮」80、「学校」43、「日本」41、「在日」23、「無償化」22が並ぶ。抽象的な政局語よりも、学校、子ども、生徒、補助金、制度といった具体語が多い。「排除」や「差別」は攻撃語としてではなく、制度や出来事を批判的に記述する論点語として使われている。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 117 |
| 引用括弧「」を含む | 87 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 21 |
| 感嘆符を含む | 10 |
| 疑問符を含む | 9 |
| 長文コメント(100字以上) | 8 |
| URL提示・資料参照を含む | 2 |
| w/草/笑を含む | 2 |
| というか型 | 2 |
| むしろ型 | 1 |
短文ツッコミ117件と引用括弧87件が主な型。記事の一節をそのまま示して違和感や問題点を浮かび上がらせる、短い注釈型の文体である。長文は8件にとどまり、論争の連打より、記録への案内、上映会や集会の共有、端的な評価に重心がある。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
最大のスター付与者はF1977の48個。テーマ別平均ではジェンダー/家族0.83、生活/社会0.78、メディア/報道0.57が高い。制度批判そのものより、行政措置が当事者や生活へ与える影響を具体的に示したコメントに、比較的反応が集まっている。
08 思想・政治傾向
朝鮮学校の無償化、在日コリアンへの差別、歴史認識、反ヘイトの問題への関心が強く見える。行政や報道を、制度の中立性だけでなく当事者が受ける扱いから検討する傾向がある。一方で、学校行事、映画、スポーツ、地域の活動も拾っており、争点だけでなく文化と日常の継続を記録対象にしている。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
社会運動や差別、歴史資料を追う媒体選択という点では、toledの批評・社会運動の巡回と近い傾向がある。ただしkayagumは、朝鮮学校、無償化、地域の行事といった具体的な出来事への集中的な記録がより前面に出る。両者のスター授受は0件であり、近い話題圏でも反応の回路は交わっていない。
10 総合評価
kayagumは、朝鮮学校と在日コリアンをめぐる教育・行政・報道の出来事を、5年以上にわたり追った記録巡回型ブックマーカーである。制度が子どもや当事者に及ぼす影響を短い言葉で可視化する点が強みで、上映会や地域活動にも目を配る。ただし媒体が特定のブログ群へ大きく集中し、コメントも短い抗議・同意に寄るため、異なる資料や反対の論点を比較する余地は残る。