01 基本データ
2009年から16.7年で11,667件、活動日は4,604日、稼働率75.4%という長期常駐型。コメント率66.6%、中央値27字で、記事を保存するだけでなく即時の一言判定を積み重ねる。総スター18,672、平均1.60スターと、鋭い共感を得る一方で論争も引き受ける規模である。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
19時10.4%、20時10.0%を頂点に、夕方から夜へ厚くなる。早朝6時も7.7%、17時も7.3%あり、通勤・帰宅帯と夜の巡回をつないだ生活リズムが見える。曜日は土曜16.4%、日曜15.9%が平日を上回り、週末も社会記事と増田を逃さない。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
匿名ダイアリー2,478件、Togetter975件が大きく、個人の愚痴、炎上、反応集を主戦場にする。朝日447件、NHK339件、読売220件など一般報道も厚く、ニュースで起きた制度や司法の問題を、ネット上の当事者感情と往復して読む。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS37.2%、報道26.9%を土台に、ジェンダー・家族15.3%、生活・社会13.1%、労働9.2%、事件・司法8.4%へ伸びる。結婚、恋愛、子育て、労働、性差別、私刑を、誰に責任が配分され、どの側の苦痛だけが軽く扱われるかという問いで横断している。
05 頻出語
「日本」423、「結婚」236、「女性」206、「子供」191、「男性」159が上位で、男女・家族・社会をめぐる語彙が核にある。「差別」149や「責任」90で非対称を問う一方、「バカ」101、「ダメ」107、「クズ」42が判断の速さを荒い断定へ寄せる。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 4,339 |
| 疑問符を含む | 1,127 |
| 引用括弧「」を含む | 730 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 629 |
| w/草/笑を含む | 588 |
| 感嘆符を含む | 153 |
| そもそも型 | 72 |
| というか型 | 67 |
| 長文コメント(100字以上) | 43 |
| むしろ型 | 19 |
| URL提示・資料参照を含む | 7 |
| idコールを含む | 1 |
攻撃的な語
30字以下4,339件、疑問符1,127件、引用括弧730件。引用した主張へ「それは逆ならどうなる」「誰の責任なのか」と反実仮想を返す短距離型である。ただし、私刑や排除を批判するコメントもある一方、直接の死語・蔑称・精神疾患を揶揄する語も混ざり、批判の対象が論点から人や集団へずれる局面がある。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
zenkamonoから413、guldeenから258、contrapunctから253のスターを受ける。テーマ別平均はジェンダー・家族2.93、事件・司法2.63、医療・健康2.18が高い。ジェンダー規範や司法の感情論に対し、扱いの非対称を短く指摘したコメントが特に反応を集めている。
08 思想・政治傾向
関心は、男女関係、恋愛・結婚、少子化、労働、司法にまたがり、とくに男性側の苦痛や加害者への私刑感情が軽視される場面へ強く反応する傾向が見える。政治的な陣営への一貫した帰属よりも、「弱者」や「差別」が片側だけに適用されていないか、制度や世論が責任をどう振り分けるかを気にする。ただし、その問題意識がフェミニスト等をひとまとめにする語りへ寄ることもある。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
nanaminoとは、増田・Togetter・報道をまたいでジェンダーと生活上の公平を問い直す話題圏が近い。両者はテーマ分布の近さが高い一方、スターの授受はゼロであり、同じ論点を見ていても支持の回路は重なっていない。tonton-jijiは長文反論より、短い疑問形や反転で違和感を刺す比重が大きい。
10 総合評価
tonton-jijiは16年以上、匿名の生活相談から全国報道までを読み、男女、労働、司法で「その基準は逆側にも適用されるか」を問い続ける短文型の観察者である。私刑や弱者叩きへの警戒、制度の非対称を見抜く目は支持されている。しかし、論点を急ぐあまり「死ね」「駆除」や蔑称へ踏み込み、批判の再利用性を自ら損ねる。切れ味はあるが、刃を人へ向けない制御が課題である。