01 基本データ
2014年から11.9年で21,390件、活動日2,216日、コメント率86.0%。半分以上の日に現れ、短い反応と長めの制度・地域論を併用する。総スター12,139、平均0.57と、広く巡回する量に対して反応は一部の論点へ集まる型である。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
投稿は20時6.7%、1時6.6%、0時・22時6.2%など夜間から深夜に厚いが、全時間帯に分布する。曜日も月曜13.6%から金曜15.1%まで大差がなく、平日ニュースと休日の増田を同じ巡回網で読む。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
匿名ダイアリー5,893件、Togetter3,075件が圧倒的で、NHK、朝日、日経、Yahoo!ニュースが続く。生活者の語りと報道を往復し、記事単体よりも「その都市で誰がどう暮らせるか」の実例を拾う媒体構成である。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS49.0%は匿名ダイアリーとTogetterという媒体由来の厚みも大きい。その上で生活/社会17.9%、経済/労働14.2%、ジェンダー/家族10.0%へ、都市規模、雇用、住宅、結婚、交通を横断させる。東京対地方の二択ではなく、人口規模ごとの暮らしを比較する関心が強い。
05 頻出語
「東京」2,267回を筆頭に、「人口」「都市」「過密」「徒歩」「都市圏」「雇用」「乗り物」が密集する。都市をイメージでなく、人口、目的地、移動時間、地価、店舗、美術館まで含めた生活インフラとして測ろうとする語彙である。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 7,917 |
| 長文コメント(100字以上) | 3,531 |
| 引用括弧「」を含む | 1,938 |
| 疑問符を含む | 1,099 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 789 |
| 感嘆符を含む | 499 |
| URL提示・資料参照を含む | 444 |
| というか型 | 156 |
| そもそも型 | 148 |
| idコールを含む | 71 |
| w/草/笑を含む | 70 |
| むしろ型 | 52 |
30字以下7,917件と100字以上3,531件が同居する。まず一行で違和感や結論を置き、必要な時は引用、PDF、人口圏や移動条件を継ぎ足す。引用括弧1,938件に対しidコール71件で、特定個人との応酬より記事や増田の前提を組み替える文体が中心である。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
上位付与者はsds-page146、gwmp0000 133、cl-gaku122。平均スターは事件/司法0.75、政治/政党0.72、ジェンダー/家族0.67が相対的に高い。都市論の物差しが、制度・公平性・生活上の不均衡へ接続した時に反応を得やすい。
08 思想・政治傾向
都市の利便、雇用の厚み、徒歩圏の文化施設、移動コストを重視する関心が際立つ。ただし「東京が唯一」と単純化するより、人口50万〜110万人規模の都市圏を「適密」として比較対象に置き、地方や首都圏内部の差を細かく見ようとする。結婚、家族、ジェンダー、医療、教育にも、個人の選択が成立する居住・雇用条件という観点から関心を向ける傾向が見える。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
taruhachiやcamellowとは、増田とニュースを生活上の仕様として読み直し、制度の雑さを実務感覚へ戻す点が近い。だがeroyamaは「人口規模」「徒歩圏」「交通手段」を反復するため、個別の生活相談が都市地理の比較表へ変わっていく。cinq_naも制度と費用を現実側へ戻す近似候補だが、同人の高火力断罪に対して、eroyamaは街の密度や移動可能性という物差しを置く方が中心である。スターはsds-pageから146個、gwmp0000から133個を受け、自身のコメントへの自己スター49個も含まれるため、都市論だけでなく巡回習慣そのものが可視化されている。
10 総合評価
eroyamaは、匿名の悩み話から報道までを、人口・雇用・交通・徒歩圏という同じ地図へ載せ直す長期常駐の都市生活観察者である。数字と具体的な都市名を使い、東京礼賛/地方礼賛の雑な二項対立を崩す力がある。一方、独自の「本物」「適密」語彙が強力なぶん、前提を共有しない読者には結論が先行して見えやすい。地図の縮尺を時々説明すると、その観察はさらに多くの人に届くだろう。