01 基本データ
2009年6月から2013年1月までの3.6年間で6,420件、活動日736日、活動率55.7%、コメント率30.1%。総スター3,597、平均0.56、コメント中央値75字で、全件に反応する型ではなく、原発・労働・軍事・教育など強く問題意識を持つ話題へ長めのコメントを集中投下する選択型である。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
22時台14.0%、23時台13.8%、0時台10.9%、21時台10.2%と夜間に極端に集中する。土曜21.6%、日曜21.3%で週末比率も高く、平日の速報巡回より、夜間・休日に記事を読み込み、論点をまとめて書く生活リズムが見える。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
朝日613件、毎日423件、東京新聞344件、読売231件を中心に、新聞、ブログ、Twitter、Togetterを横断する。原発事故後の政府・東電・経産省報道、労働環境、米軍基地、教育事故を追い、記事内容だけでなく、記者や媒体が採用する正当化の語彙まで批判対象にする。
04 主要テーマ・関心
報道48.6%、生活23.8%、政治14.9%、経済・労働11.2%、外交10.7%、学術・教育10.5%が中心。とりわけ原発、福島第一原発事故、放射能汚染、被曝、東電、経産省への集中が際立つ。労働ではブラック企業と経営者責任、外交では在日米軍と対米従属、教育では部活動・柔道事故や管理教育を追う。
05 頻出語
「原発」162回、「電力」71回、「原子力」54回、「汚染」44回、「福島」43回、「被曝」32回が中核。「甘え」「大人」「現実」を社会統制の技術語として読む視点がある一方、「馬鹿」71回、「アホ」28回、「汚物」24回、「ゴキブリ」「ドブネズミ」「寄生虫」など、批判対象を害物へ変換する語彙も目立つ。
06 文体の特徴
| 引用括弧「」を含む | 735 |
| 長文コメント(100字以上) | 407 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 351 |
| 疑問符を含む | 186 |
| w/草/笑を含む | 111 |
| URL提示・資料参照を含む | 91 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 90 |
| 感嘆符を含む | 33 |
| そもそも型 | 17 |
| というか型 | 14 |
| むしろ型 | 9 |
| idコールを含む | 3 |
攻撃的な語
引用括弧735件、長文407件、短文351件で、記事の表現を抜き出し、その背後の思想や権力関係を長めに解釈する。「人格劣等系」「公正世界信念教」「明治オペレーティングシステム」など独自の複合ラベルを作り、皮肉と比喩を重ねる。説明力はあるが、比喩が増えるほど批判対象の人格全体を断罪しやすい。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
平均スターは全体0.56と低めだが、ジェンダー・家族3.08、AI・技術1.70、経済・労働1.10、ネット1.08で相対的に高い。「甘え・大人・現実」を社会統制語としてまとめたコメントや、労働規制緩和をドイツとの比較で反論したコメントが支持されている。強い罵倒より、制度の矛盾を短く定式化した時に評価が上がる。
08 思想・政治傾向
反原発、反新自由主義、反管理教育、反対米従属の傾向が明確で、労働者、子供、基地周辺住民、被曝リスクを負う側の具体的な負担を重視する。精神論、自己責任論、伝統、国益、現実といった語が、弱者へ負担を転嫁する装置として使われることを警戒する。一方、官僚、経営者、広告業者、保守層を「ゴキブリ」「ドブネズミ」「汚物」「寄生虫」「癌細胞」と呼び、絶滅や排除を望むため、人間の尊厳や社会的弱者の保護を訴える立場と、敵対者を害物化する文体が正面衝突している。
10 総合評価
原発事故後の政府・東電・経産省、ブラック企業、米軍基地、管理教育を集中的に追い、社会の「甘え」「大人」「現実」といった言葉が負担強要を正当化する仕組みを暴く論客である。長文と独自比喩で制度の背後にある価値観を言語化する力がある。しかし攻撃候補率9.6%で、ゴキブリ、ドブネズミ、汚物、寄生虫、癌細胞、人格劣等といった非人間化が反復する。政策や制度への批判を超え、関係者そのものを社会から消すべき害物として扱うため、批評が分析ではなく駆除願望へ変質している。