01 基本データ
20.1年で1875件、コメント率50.8%、中央値26字。長期利用だが件数は抑えめで、科学、SF、創作、ネット小ネタへ短く参加する。平均0.83スター。古い記事から現在まで、反応速度と興味の方向が大きく変わらない。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
9時12.1%、10時10.2%、11時9.0%と平日午前が突出。火〜木が各18〜20%、土日は各6%弱。仕事日や研究・業務時間帯に近いリズムで、夜型の炎上巡回より、日中に資料や雑学を確認する利用形態が見える。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
旧はてなダイアリー373、増田122、Wired Vision67、はてなグループ60。Google、旧グループ日記、ニコ動、YouTubeも上位で、2000年代はてなの地層がそのまま残る。現行ニュースより、科学解説、個人日記、創作・SFの往復が中心である。
04 主要テーマ・関心
ネット25.5%、学術14.7%、文化7.8%、報道6.7%。経済は件数1.4%ながら平均2.42、報道1.74、政治1.52スター。中心は科学・創作だが、読者反応は日常やニュースへ置いた短い比喩・突っ込みにも集まる。
05 頻出語
科学16、研究13、人間12、映画・ロボット各11、論文・宇宙各9。遺伝子、物理、実験、血液型、スペース、岩波が並び、SFと実証科学が近い棚にある。おっぱい7のような古いネット文化の軽口も同居する。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 547 |
| 引用括弧「」を含む | 165 |
| 疑問符を含む | 78 |
| 感嘆符を含む | 68 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 52 |
| idコールを含む | 51 |
| URL提示・資料参照を含む | 46 |
| w/草/笑を含む | 16 |
| 長文コメント(100字以上) | 11 |
| というか型 | 7 |
短文547件、引用165件、疑問符78件、idコール51件。記事へ独り言を付けるだけでなく、他ユーザーとの補足・訂正・冗談が多い。候補率3.3%、実攻撃は2009年の単発が目立つ程度で、現在まで継続する攻撃型とは判断しない。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
proto_typo37、uruloki31、enemyoffreedom30。旧はてな村、科学・SF、政治・表現論争の古参から反応される。高スターは虚構新聞ネタ、作品解釈、実験の失敗、工具の使い方など、背景知識を短い笑いへ変えたコメントに付く。
08 思想・政治傾向
政治・思想を中心に活動するユーザーではなく、科学的な説明、研究の一次資料、SF・創作の設定、道具の正しい使い方へ関心が向く。記事でロボット倫理実験が紹介されれば元論文を探し、「われはロボット」が参考文献の先頭にあると確認する。鏡を六枚反射させる実験には、実際にやると鏡の精度が問題になることへ驚き、ノギスでナットを回しているように見えれば一瞬怒り、そうではないと分かると安堵する。宇宙開発の記事ではJAXAへ鳥のコメントを求めた記者をマッチポンプと呼び、科学機関が専門外を答えられないことを笑いの対象にしない。読書については、本をコミュニケーションの道具に使わず、感想を言語化しない人の方が多いのではないかと見る。価値観としては、専門性の境界、実験による確認、定義の正確さ、作品内設定の整合性を重視する傾向がある。一方、初期はてな的な内輪語とidコールが多く、議論が共同体の前提知識へ依存する。政治的な立場や要配慮属性については、材料から一貫した断定はできない。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
関心構成は、研究・教育を静かに組み替えるcoherent_sheaf、学術と社会問題を資料で検証するq-Anomaly、研究記事へ短い判定を置くindeee_333mに近い。objectOはそこへ旧はてなダイアリー373件、はてなグループ群、idコール51件という村内会話の地層が加わる。スター付与者には、表現規制・政治・AIを大量巡回するenemyoffreedom、手続き論で報道を追うrev-9、専門知と見出しを照合するYou-me、漫画と時事を高速巡回するanigokaがいる。idコールはanigoka、harutabe、pbhが各4回で、特定の一人へ集中せず、補足、謝辞、冗談、反論が小規模に分散する。現在のSNS的な晒しというより、記事とコメント欄が同じ会話空間だった時代の利用形態に近い。
10 総合評価
二十年にわたり、科学・SF・ロボット・道具の細部を短文で拾う。元論文へ戻る確認力と、実験の予想外を笑いに変える力が強い。一方、idコールや内輪の前提が多く、古い単発の「死ねばいい」のように対象より勢いが先に出ることもある。専門知の補足を第三者にも分かる一文へ開けば、古参の会話ログが再利用可能な知識になる。