01 基本データ
2009年から17.5年で9035件、アクティブ率51.8%、コメント率35.4%。中央値35字の短文を中心に、必要なときだけ現地経験や資料を差し込む古参である。総スター10908、平均1.21。ジェンダー、仕事、福島、ネット文化で『その前提は現実と合わない』と具体的に返したコメントが安定して評価される。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
投稿は日中から夜に厚く、深夜へ極端に寄らない。曜日差も平日側が優勢で、長時間張り付く実況型より、日常の巡回で記事を拾い、短く補足する使い方である。17年以上続くため、一時期のニュース熱ではなく、震災後の情報環境やネット文化の変化を継続して見てきた標本になっている。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
旧はてなダイアリー511件、増田473件、Togetter422件、Twitter375件が主軸。朝日295件、毎日133件、読売119件、NHK97件も多く、ネット議論と新聞報道を往復する。phpspot96件など技術系も入り、個人談、報道、Web実務、文化記事を同じ生活圏の問題として扱う古参らしい媒体構成である。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS18.7%、メディア/報道16.6%、生活/社会14.5%、AI/IT/技術12.1%が上位。ジェンダー/家族は7.0%だが平均3.04スター、ネット/SNSは3.78スターと反応が高い。件数では報道と技術を広く保存し、コメントで強く評価されるのは、ネット上の雑な断定を生活・性別・当事者経験で修正した場面である。
05 頻出語
「子供」「女性」「男性」に加え、「避難」「福島」「線量」「原発」が並ぶ。震災と放射線を一過性の政治語ではなく、友人、家族、避難、情報の問題として長く追っている。「確認」「理解」「対応」「現在」といった語も多く、正しさの旗より、現時点の情報と生活上の選択を照合する語彙になっている。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 1,430 |
| 引用括弧「」を含む | 567 |
| 感嘆符を含む | 213 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 184 |
| 疑問符を含む | 143 |
| URL提示・資料参照を含む | 95 |
| w/草/笑を含む | 95 |
| 長文コメント(100字以上) | 83 |
| そもそも型 | 15 |
| むしろ型 | 14 |
| idコールを含む | 9 |
| というか型 | 5 |
30字以下1430件、引用括弧567件、感嘆符213件、疑問符143件。実体験や一つの事実を短く置き、記事の一般化を止める文体である。攻撃候補率3.2%で、高重み語の多くは引用、反差別、制度用語、作品説明だった。ただし『馬鹿が沸く』『読んでない奴』のように、根拠の弱い主張へ知識不足ごと叩き返す癖はあり、正論の添削が対人評価へ一段滑る瞬間がある。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
WinterMute80、contrapunct74、guldeen72、rgfx52、surumeno13が44。古参ネット、技術、社会・文化系の付与者が混在し、単一テーマの内輪拍手ではない。本人から既存分析ユーザーへのスター付与は確認できず、相互スター網の中心というより、長年の実体験補足が記事単位で拾われる型である。idコールも9件にとどまり、村内論争は主軸ではない。
08 思想・政治傾向
ジェンダー、育児、仕事、災害、科学情報を、抽象的な陣営論より当事者が負うコストから見る傾向がある。セクハラでは被害を被害として認識できなかった若手時代を語り、共働きや家事では『嫁がほしい』という労働配分の非対称を指摘する。福島では全県避難の副作用や、残る人・避難する人の両方を支える必要を強調し、単純な安全/危険の二分法を嫌う。特定の政治的立場を断定する材料ではないが、科学的根拠、当事者の選択、権限濫用の監視を同時に守ろうとする傾向が見える。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
生活の困りごとを制度と報道へ接続する点はc3poshimに近く、家族・ジェンダーとITの不足情報を具体例で補う点はjun1_1020とも重なる。ただしm_insolenceは、福島の避難・線量・友人関係や、職場でのセクハラ経験を長期の基準点として持ち込み、一般論へ『現地ではそう単純ではない』と返す比重が高い。短文の軽さはTERRAZIに近いが、反証が体験記として刺さる場面では語気も一段強い。
10 総合評価
福島、ジェンダー、仕事、ネット文化を十八年近く追い、雑な一般論へ現地経験と生活実感を差し込む証言型ブックマーカーである。科学情報と当事者の選択を両立させ、趣味記事では知識のある軽口も効く。弱点は、根拠の薄い主張へ怒ると『馬鹿』『読んでない奴』まで主語が膨らみ、せっかくの具体的な反証が相手の格付けに見えることだ。