01 基本データ
2010年から16.6年で28408件、活動率82.4%。ほぼ毎日ブックマークを積む一方、コメント率は2.1%で、基本姿勢は発言者より収集者である。総スター1878、平均0.07は低いが、591件のコメントの一部は三桁スターを得ており、黙っている時間の長さと、口を開いた時の論点密度が同居する。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
12時台8.6%が最大で、13時6.7%、22時6.3%、0時6.5%と昼休みと夜間に山がある。3〜7時は薄いが、曜日差は小さく、月曜15.7%から土曜12.6%まで緩やか。特定の曜日にまとめ読みするより、日常の隙間へ恒常的に収集を差し込む巡回型である。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
増田4022件、Togetter2760件が突出し、note、GIGAZINE、NHK、ライブドア、Yahoo!ニュースが続く。個人談とまとめを入口にしつつ、経済紙・新聞・IT媒体まで横断する。議論の現場と報道の両方を大量保存するため、媒体構成そのものがネット世論の長期ログに近い。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS29.6%、メディア/報道13.2%、AI/IT/技術10.0%、経済/労働9.7%が上位。コメントで反応が伸びるのはジェンダー/家族0.31、生活/社会0.22、政治/政党0.14で、収集量の中心と発言時の得意分野は少し違う。建築や都市、性役割、制度の設計条件を具体化した時に存在感が出る。
05 頻出語
頻出語は「女性」「男性」「男女」「恋愛」「性欲」と、「建築」「デザイン」「設計」「都市」が二本柱。性や家族を感情論だけでなく役割・身体・他者関係の設計問題として読み、建築では見た目と機能を切り離さず環境条件へ戻す。「他者」「理解」「価値」も多く、個別事例を関係調整の問題へ抽象化する癖がある。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 281 |
| 長文コメント(100字以上) | 72 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 55 |
| 疑問符を含む | 52 |
| 引用括弧「」を含む | 36 |
| 感嘆符を含む | 34 |
| w/草/笑を含む | 27 |
| URL提示・資料参照を含む | 8 |
| むしろ型 | 6 |
| そもそも型 | 4 |
| というか型 | 3 |
30字以下281件に対し100字以上72件。普段は短い感想だが、論点を掴むと一人称や疑問形を使って前提を組み直す。攻撃候補率2.9%で、「排除」は料理工程、「ヤリチン」は既存概念名、「バカ」は引用や一般論が中心だった。継続的な対人攻撃ではないが、性差や差別を論じる際に大きな主語へ寄る瞬間はある。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
ponyoponyokun26、keisolutions20、zenkamonoとmraka2015が各12で、上位付与者は一人に極端集中していない。生活・社会、技術、個人談を読む層から散発的に拾われる構造である。既存分析群への明確な本人発スター関係は確認できず、固定コミュニティの相互扶助より、単発の論点提示で広く反応を得る位置にいる。
08 思想・政治傾向
ジェンダー、性、家族、沖縄差別、選挙制度、発達障害への関心がコメントに強く現れる。特定の政治陣営を忠実に代弁するより、制度が誰の負担を見えなくするか、身体差や社会的役割がどこで加害性を帯びるかを考える傾向がある。若い頃のアベノミクス支持を後から政策への渇望として捉え直すなど、過去の立場を固定せず再解釈する。建築や信号機の話でも、見た目や規則を他者間の調停装置として読むため、関心の芯は「設計が関係をどう変えるか」にあるように見える。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
増田と報道を大量巡回し、生活者側の被害や責任を拾う点はameo4795に近い。ただしmasaphは短文共感だけでなく、建築・都市・身体・性役割を設計論へ抽象化する癖が強い。引用文の矛盾を検査するDicerとも問題設定は重なるが、こちらは制度文言の監査より、他者間の利害や身体条件を一段抽象化して考えるタイプである。
10 総合評価
二万八千件を十六年以上ほぼ毎日積む、発言より収集が本体の巨大アーカイブ型である。口を開くのは全体の2.1%だが、建築の機能、性役割の加害性、制度が調停する利害を一つの設計問題として語れる。強みは具体と抽象の往復。弱みは、射程を広げすぎると男女や世代を大きな主語で扱い、精密な設計眼が類型論へ滑ることだ。